【2026.01.05 #USDJPN #EURUSD】機関投資家の「足跡」を追え。ICT概念で読み解く2026年ドル円・ユーロ円の流動性と設計図

テクニカル分析

2025年末の日銀による追加利上げ、そしてFRBの慎重な利下げサイクル。長らく続いた日米金利差という「重力」が変化し、円相場には今、新しい力学が働いています。特に「サナエノミクス」による積極財政と、日銀の出口戦略が火花を散らす現状は、トレーダーにとってこれ以上ないほど刺激的な舞台です。

本投稿では、ダウ理論、エリオット波動、そしてICT概念(FVG/OB)という「プロの武器」を使い、USDJPYとEURJPYのチャートに隠された機関投資家の意図を読み解いていきます。専門用語も噛み砕いて解説しますので、相場の鼓動を共に感じていきましょう。


2026年1月5日〜9日の注目指標

まずは今週の戦場を確認しましょう。米雇用統計という巨大な「波」が控えています。

指標・イベント市場予想前回値
ISM製造業景況指数米国48.348.2
Jibun Bank サービス業PMI日本52.753.2
ISM非製造業景況指数米国52.352.6
JOLTS 求人件数米国770万件
非農業部門雇用者数 (NFP)米国5.5万〜5.7万人6.4万人
失業率米国4.5%4.6%

USDJPY:157.75円の「壁」を突破できるか

1. 環境認識:週足はまだ「上」を向いている

USDJPYの週足を見てみましょう。2023年からの長期的な上昇トレンドはまだ壊れていません。200週SMA(約144.64円)を力強く背に受けており、大きな流れは依然として「買い」が優勢です。

ただし、直近は149円〜160円の広いレンジで足踏み状態。トレンドの勢いがピークを過ぎ、少し疲れが見えるのも事実です。149.27円という重要な安値を割り込まない限り、基本は「押し目買い」で攻めるのが王道です。

2. セットアップ:狙いは「第3波」の力強い推進

日足・4時間足に目を移すと、現在はエリオット波動でいう「第5波」の途中、あるいは大きな調整の中の戻り局面。

注目すべきは152.50円付近での強い反発です。ここが「第2波」の終点だとすれば、次にくるのは最も利益が乗りやすい「第3波」の急騰。157.75円の実体ブレイクがその号砲となります。

3. ICT視点のトリガー:スマートマネーの「足跡」を拾う

1時間足では、機関投資家が注文を仕込んだ証拠が見て取れます。

  • FVG(価格の不均衡): 156.50〜156.80円にある「空白」は、価格を引き寄せる磁石になります。
  • OB(オーダーブロック): 155.90円付近には、過去に相場を押し上げた大口の買い注文が眠っています。ここが今回の「防衛線」です。

4. トレード戦略

  • Entry: 156.50円 または 155.95円付近。
  • TP1(第一利確): 157.75円(ここで半分利確してリスクをゼロにしましょう)。
  • TP2(第二利確): 160.60円。
  • SL(損切り): 154.43円。ここを割ると、上昇のシナリオが崩壊します。
項目値 / 状態根拠・注釈
週足トレンド上昇ダウ理論に基づく切り上げ継続中
戦略ロング(押し目買い)157.75円超えでの順張りも考慮
現在の波動第5波内部の第3波1H/4H足での推進構造
調整率(日足)約38.2%トレンドが強いため浅い調整で推移
指値(Entry)156.50円 / 155.95円FVGおよびOBへの回帰狙い
利益確定(TP)157.75円 / 160.60円直近高値および週足抵抗帯
損切り(SL)154.43円直近安値割れでシナリオ否定

EURJPY:高値圏の「罠」に注意

1. 環境認識:週足は過熱気味

EURJPYは、2022年から続く強力な上昇トレンドの真っ只中。183.80円という歴史的高値圏にいますが、週足のロウソク足が「迷い(上ヒゲ)」を見せ始めています。185.00円という巨大な心理的節目を前に、買い勢力が利益確定を急いでいる雰囲気です。

2. セットアップ:天井形成のサインか?

4時間足では、185.00円付近で「ダブルトップ」という天井の形を作りつつあります。

勝ち続けるトレーダーの規律として、「週足が上ならショートはしない」のが鉄則。ですが、今この高値でロングを掴むのは、あまりにリスクが高い「高値掴み」の典型です。

3. 判断:今は「何もしない」が正解

私たちの厳格なルールでは、十分な押し目(61.8%以上の調整)がない場合はエントリーを見送ります。EURJPYは今まさにその状態。182.40円付近の需要ゾーン(OB)まで価格が降りてくるのを待つのが、賢明な判断です。

項目値 / 状態根拠・注釈
週足トレンド上昇(過熱感あり)長期SMA群の上方で推移
戦略様子見(NO TRADE)深い押し目の待機中
現在の波動第5波の天井圏形成ダブルトップの兆候
調整率10%未満ターゲットとなる押し目まで距離あり
注目指値182.40円付近到達時の反応を注視
利益確定185.00円心理的節目・高値更新の有無
損切り181.50円構造崩壊のポイント

全銘柄の分析早見表

項目USDJPY (米ドル/円)EURJPY (ユーロ/円)
週足トレンド📈 上昇継続📈 強気上昇 (過熱)
メイン戦略押し目買いNO TRADE (待機)
重要抵抗帯157.75 / 157.80185.00 / 184.80
重要支持帯155.90 / 154.50182.40 / 181.50
ICTサインFVGへの回帰 / Stop Hunt4Hダブルトップ / 供給ゾーン
リスク要因財政拡大懸念ECB政策据え置き

最後に:忍耐力が利益を生む

2026年1月第1週、為替市場は新たなトレンドを生み出すための「溜め」の時期にあります。

USDJPYは157.75円という防衛線を突破するためのエネルギーを蓄えており、週末の雇用統計がそのトリガーになるでしょう。一方、EURJPYは「流動性の罠」に注意が必要。185円付近の甘い誘惑に負けず、完璧なセットアップが整うまで静観を貫いてください。

相場は常に正しい。間違っているのは、常に私たちの「期待」です。

不確実な2026年を、冷徹なロジックと共に生き抜きましょう。皆さんのトレードに幸運を!

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